『本って本当に楽しいね!』児童書読書記録

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zoom RSS 『ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる! 円山動物園のねがい』高橋うらら・著 ポプラ社

<<   作成日時 : 2013/05/14 21:58   >>

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ホッキョクグマはとてもデリケートな生きものです。環境や食事のささいな変化で、お母さんが赤ちゃんを食べてしまったり、うまく育てられなかったりすることも多いのです。そんな中で五頭の赤ちゃんを育てた円山動物園のとりくみをしょうかいします。 (データーベースより)

ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる! 円山動物園のねがい (ポプラ社ノンフィクション)
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いきなり私事ですが、
すごく嬉しいニュース(高橋うららさんのブログです!http://urapyon.blog.so-net.ne.jp/2013-05-12を拝読して、るんるん、読書ブログにやってきました(^O^)
何が嬉しいって、今年も、円山動物園に双子の赤ちゃんが生まれたんです〜(^O^)(^O^)(^O^)どうしてこんなに
喜んでいるかというと、はい、『ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる! 円山動物園のねがい』を拝読して、感動していたからなのです!!以前、児童文学同人誌『季節風』112号に書評を書かせていただきました。可愛いホッキョクグマちゃんの写真にメロメロになりながら拝読した日を、嬉しく思い出しております。


全国児童文学同人誌連絡会『季節風』112号書評
みんなの熱意と願いが未来を変える
            あだちわかな
『ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる!
   円山動物園のねがい』
     高橋うらら・著 ポプラ社


猛暑の群馬で、表紙の涼しげなシロクマ親子に見惚れ、ページをめくれば、そこには円山動物園のホッキョクグマ・ララの生んだ五頭の小熊の写真が待っていました。
・ツヨシ(二〇〇三年誕生。二〇〇五年、釧路市動物園へ)
・ピリカ(二〇〇五年誕生。二〇〇七年、おびひろ動物園へ。二〇一〇年、大人に成長して円山動物園に戻る)
・双子のイコロとキロル(二〇〇八年誕生。二〇一〇年、おびひろ動物園へ)
・アイラ(二〇一〇年誕生。二〇一二年、おびひろ動物園へ)
どの写真も可愛くて癒されて、何度見ても見飽きません。
本書は、絶滅危惧種二類(絶滅の危機が増大している種)に指定されているホッキョクグマと、五頭の赤ちゃんを誕生させた円山動物園にスポットをあてて、ホッキョクグマの生態・繁殖・飼育状況をはじめ、絶滅危機と地球温暖化問題に言及した、ノンフィクション作品です……と書くと、何だか難しい本のように聞こえますが、そうではありません。
飼育員・河西賢治さんは、新米飼育員の頃、担当したトナカイが死んでしまい、ショックを受けますが、原因を探ってエサを改善し、残るトナカイを元気にさせました。ホッキョクグマの担当になってからは、母グマ・ララが育児放棄をして、赤ちゃんを死なせてしまいました。でも、ここでも、繁殖失敗の原因をさぐり、騒音がなくなるよう、世界の熊が暮らしている熊館そのものを閉鎖させるなど、ありとあらゆることを改善、ホッキョクグマの繁殖を成功させていきました。
園長の北村健一さんは、『ホッキョクグマは、今、世界的に数が少なくなっており、子どもを増やすのは大切なこと。失敗してもいいからとことんやってほしい』と、河西さんを励まし、一大決心の必要な、前代未聞の熊館閉鎖も決断。円山動物園は
『動物の絶滅危機は人間の行いが原因であり、人間は無関係ではない。せめて気がついてほしい。考え始めてほしい。人間の利益を追求するのではなく、地球上の人間以外の生きもののことも、時々は思い出してほしい』
という願いのもと、一丸となって繁殖成功を目指しています。
拝読しているうちに、こうした円山動物園の皆さんの熱意と願いが深く伝わってきて、動物の絶滅危機と地球温暖化問題を、頭で理解するだけでなく、身近なこととして感じることができる本なのです。ここが本書のすごい所だと思いました。また、地球温暖化など、疑問に思う事柄を「なぜ、こうなってしまったのか、ここで考えてみましょう」というふうに、章を区切って解説しているので、とても分かりやすいのが嬉しいです。猛暑で有名な群馬県在住の私など、「そうか、だから暑いのか……」と、大きく頷いてしまいました。
さて、著者・高橋うららさんは、著書『左手がなくてもぼくは負けないー』で、カンボジアの地雷未撤去地区を実際に歩いて取材をされるなど、まさに命をかけて作家活動をされています。本書も、「本当に地球温暖化は起きているのか。ホッキョクグマはどうしているのか。自分の目で見て確かめたい」と、カナダの北極圏近くに取材に出かけたそうです。
 たくさんの人の熱意と願いが込められているホッキョクグマの赤ちゃん。だからこんなに可愛いんですね。元気に生まれ育って、未来につながっていきますように! 私たちに可愛い姿を見せ続けてくれますように! 



全国児童文学同人誌連絡会『季節風』http://www.kisetsufu.net/
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